gdiskコマンド

gdisk コマンドは、GPT(GUID Partition Table)パーティションテーブルを操作するためのツール。
GPT は、MBR(Master Boot Record)に代わる新しいパーティションスキームであり、2TB 以上のディスクや UEFI ブートをサポートするために使用される。

書式: $ sudo gdisk /dev/sdX

gdisk コマンドの主なメニューコマンド
メニューコマンド 内容
? コマンドの一覧を表示する
p 現在のパーティション情報を表示する
o 新しいGPTパーティションテーブルを作成する
既存の全てのパーティションが削除される
wを実行しない限り変更は適用されない
n 新しいパーティションを作成する
d 既存のパーティションを削除する
t パーティションのタイプを変更する
w 変更をディスクに書き込む
q 変更を保存せずに終了する

oメニューコマンドを使うケース
・ディスクをGPTで再フォーマットしたい場合
・パーティション情報を完全にリセットしたい場合
・MBRからGPTに変換し、まっさらな状態から作成したい場合

書き込みの流れ
メニューコマンドでの操作など 内容
Command (? for help): o GPTパーティションのディスクをイチから作成する
This option deletes all partitions and creates a new GPT partition table.
Proceed? (Y/N): Y
Y を押すと、現在のパーティションテーブルが削除され、新しい GPT が作成される。
Command (? for help): n 新しいパーティションを作成する
Partition number (1-128, default 1): 1
First sector (34-209715166, default = 34): (Enter)
Last sector (default = 209715166): (Enter)
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): (Enter)
パーティション番号を指定する。自動的に番号が割り当てられるのでそのままの値で良い
開始セクタの指定。何も入力しないとディスクの先頭を指定される
終了セクタの指定。例えば+1024Mとすると約1GBの容量で1つのパーティションができる。
"ファイルシステムタイプ(例: 8300 = Linux)
種類:
8200: swap
8300: Linux(ext4,xfs,btrfs)
8E00: Linux LVM
EF00: EFI System パーティション
FD00: Linux RAID"
Command (? for help): w 一通り設定して良ければ書き込みを行う